よいこの君主論

よいこの君主論 (ちくま文庫)

よいこの君主論 (ちくま文庫)

マキャベリ君主論を、小学生の仲良しグループ間の抗争に当てはめた小説。(実際の君主論は読んだことがないので書かれていることが正しいかは判断できない。)
小学校の各イベントにおいて主人公らがどんな計略で敵を貶めていくのかを、エピソードとふくろう先生の解説の二本柱で進んでいきます。

ドッジボールや遠足などのイベントや、なぜか夢中になってしまうプリンが原因で仲良しグループのなかで人の移動が発生するなど、とても分かりやすく面白いです。

これに倣い、愚民どもをこき使うべく周りに畏怖の念を抱かせつつ、人心を掌握しようと思います。